ようやく、母の施設が見つかりました。
ケアマネジャーが探して下さったのですが、それが奇跡的にも母の生まれ故郷だったんです。 その上、私の家から車で1時間で行ける距離だったので、願ったり叶ったり!
これからは、誰にも気兼ねする事もなく母に会えると思うと、今までの疲れきった心が不思議なくらい軽くなっていました。
今まで過ごしてきた思い入れのある家から離れるという事は、母にとって辛いと現実だと思います。 懸念される事は【私の家だという執着】【小さいながらもキッチンの付いた個室を自由に使い、部屋中に物であふれかえっていた環境から、施設の大部屋に入るなんて考えただけで無理なんじゃないかと】【私物は備え付けのクローゼットのみ】
考えれば考えるほど、母には受け入れられない要素ばかり、、
そんな中、せめてもの救いは「母の生まれ育った土地! 故郷へ帰るんだよ」というフレーズです。
母には私が伝える役となり、施設の見学の日に話すしかないと思いました。 その日は不安でいっぱいの私でしたが、その反面母は、私とドライブする事の方が嬉しかったようで、すんなりと施設見学をさせてくれました。
見学をしながら母に「ここで暮らす事になるけど大丈夫かな?」「ここに入るようになったら、いつでも私が遊びに来られるから、色んな所に行こうね!」と、言うと母は「うん、いいね。ここで暮らす」と言ったのです!
私はまた怒り出すんじゃないかとハラハラしていたのですが、気が抜けるほど素直にこの場だけでも承諾してくれた事にホッとしました。 ホントよかったぁ~ 第一段階突破です!
その後は、あれよあれよという間に事が進み、早々に無事入居する事が出来ました。
入居当初は「帰りたい」と言ってた様ですが、スタッフのご尽力で直ぐに慣れたようです。
やっぱり故郷の響きは心を落ち着かせるのかなっ、天国のお祖母ちゃんありがとねー! 導いてくれた事に心から感謝してます!
それからこれは信じられないような話なのですが、以前は電話や通院・外出の時には、途切れることなく永遠に、兄夫婦や父の悪態をついていたのですが、それが施設に入ったと共に、ピタッと見事に言わなくなったんです! 一切、一言も話さないんです。 お嫁さんに至っては存在すら忘れたかのように! ホントに不思議です、、
入居してからは、日毎に穏やかになり、面会の時もスタッフの方と一緒に長い廊下を、ニコニコと手を振りながら歩いてくる姿は、今でも目に浮かび「可愛かったなぁ」と懐かしい思い出として残っています。
私が母への恨み言を終わりにしたその日から、まわりの環境がどんどん大きく良い方向に変わっていきました。 人生の生き方を認知症の母が教えてくれたんだなぁと思っています。
カテゴリーの【認知症 只者ではない!】と付けた理由はこれなんです。
良くも悪くも、人生とんとん です(^^♪
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施設の皆様には心から感謝です!
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