💔ドタバタ離婚劇【その12-1】 こんな事が起きるなんて・・

子供の住む家から離れて一年が過ぎた、ある日・・

突然、元姑から電話が掛かってきたんです！

「えっ！　何の用！　私に？！」心当たりが全くありません！

戸惑いながらも、よっぽどの事だと思い電話に出ました、、

電話に出るなり、

「もしもし！　息子が登山に行ったんだけど、今、警察から電話が掛かってきて、息子が息をしていない　って言うの！　お父さんは○○(義妹)と一緒に病院に向かってるんだけど、どうしたらいいか、分からなくて！」と、取り乱した様子で電話がかかってきたんです！

私も何が何だか分からず、「とにかく、○○警察に電話して確認してみます。　分かり次第折り返し電話しますので！」と言って電話を切りました。

驚きのあまり私も手が震えていました。

直ぐ警察に電話をして確認したところ、
「そちらに、50代の男性が運び込まれたと言うような事はありますか」

警察：「こちらではその様な事実はありません」と言われ、「あぁー間違いだったんだ！」

と安堵したものの、「じゃあ、舅達はどこに行ったの」と思い、

もう一度「もし運ばれるとしたら、そちらの警察だけですか？　他にありますか？」と訊ねたところ

警察：「〇〇警察の可能性もあります。確認してみて下さい」と言われました。

噓でしょ！一刻を争う事態なんだから、警察無線で調べてよ！

それでも、つべこべ言ってる時間はないので、すぐ電話を切り別の警察署に電話をして聞きました。

警察：「今、こちらの警察から、○○病院に運ばれた男性が一人います、病院に直接電話をして伺ってみて下さい」

「あー間違いじゃなかったのかー！」

直ぐに病院に確認してみると、

警察：「警察から運ばれた男性はおりましたが、今戻られました・・」　体が震え、頭が真っ白になりました、、　

姑に電話をし、これから自分も警察署の方へ向かう事を告げ、すぐに子供達に連絡をしました。　次女に車で迎えに来てもらい、それから一緒に警察署に行くまでの間、二人とも異様な精神状態だったことを覚えています。　この目で見るまでは信じられない、という気持ちだったのかもしれません・・

お父さんの事には一切触れず、何かと騒ぎ立てる義妹と舅が、今どうしているかの事の方が気になり、「あの二人に任せたら大変な事になる、、

とにかく私達二人でしっかりお父さんを連れて帰ろうね」と、そんな話ばかりしてました。

ようやく警察署に着き、窓口にいた義妹がいきなり大きな声で「お義姉さん、遅かったじゃない！　こっちこっち！」、あーやっぱり、このテンション、、

それからあーだのこーだのとまくし立てているので、私の心の中では、「私は、もうあなたのお義姉さんじゃないんですけど！　とにかく警察の方と話をさせて！」

警察の方が来られて、「これから霊安室の方へお連れ致します」
あぁ、やっぱり霊安室なんだ、間違いじゃない、、

霊安室の前に立ち、ドアが開いた瞬間、暗くて、狭く細長いベットに横たわっている姿を見た瞬間、初めて涙が溢れてきました。

「何やってるの、何やってるのよぉ、、」　ボロボロ泣きながら、それしか言えませんでした。

癌を克服して、これからって言ってたのに、、

私はその時、彼が登山に行く事は知ってました。

数日前、電話で「富士山に登りたいから、足慣らしに行って来る」と言って楽しそうに話してましたから・・

霊安室を出ると別室の方へ案内され、警察の方から、こう説明を受けました。
「突然の事で動揺されている事と思いますが、この後ご遺体を移動するお手配をお願いしたいと思います。

通常では葬儀社を決め霊柩車でのお迎えをお願いする形になります。」と言われ、あまりも急な話なので、「今直ぐ、ここで葬儀社を決め、霊柩車を呼ぶという事でしょうか」と思わず言い返してしまいました。

「そうです、そうなります」

これは大変な事だと、早々に舅達がいる部屋へ戻り、まだせかせかと勝手に仕切り始めている義妹を、このままほっとくと収拾がつかなくなると思い、

「申し訳ないのですが、これから葬儀の手配や会社の方への連絡をしなければなりません、明日までの手配はこちらで全て致しますので、今日の所は、ご自宅の方へお戻り頂けますか」と、娘に最寄りの駅まで送って行くように促しました。

とにかくその時の娘との行動は、阿うんの呼吸でしたね。
ほんとに有難い存在です。

そんな中、今度は舅が、信じられない事を言って来たのです、、
「お腹が空いたから、パンを買ってくる」と、、
そのまま警察署から外へ出て行ってしまったのです。

目を疑いましたね、、やはりこの人おかしい、、
娘と目を合わせ、心の底から落胆していました、、　
ほんとこの人達、どうしようもない・・

それから霊柩車が着く間、今後の行動について娘と決めていきました。
「まず、おじいちゃんはあなたの車に乗って貰うよう、任せてもいいかな。　私はお父さんの霊柩車に乗って、自宅に着くまでの間に、これからの事・色々な事情を担当者に説明しなければならないから」

娘：「わかった！大丈夫任せて！」

ようやく車が到着し乗るや否や、担当者に急いで一連の話をさせて頂きました。

「葬儀の件ですが、自宅に着いてから色々な決め事を話をされると思いますが、、舅や姑が決める事は一旦保留にして頂けますか。　二人の話は二転三転する傾向があります、再度確認してから、改めましてご連絡させて頂きます」と、、

この話に関しては、とりあえず信じて頂かないと、この先不都合になると思い、事実こういう事が度々あった、という話を正直にさせて頂きました。

それからこれが一番厄介な事で、「私は妻でなく、離婚しましたので決定権がございません、ですが、子供達の相談役として立ち会う事は、元主人とも話し合っております。全面的に協力させて頂きますので、色々あると思いますが宜しくお願い致します」

この話の間ずっと私は、彼の手に手を重ねて、「私が最後まで見守るから、無事に終わるよう助けてね、、」と祈っていました。

自宅に着くと、担当者と葬儀の打ち合わせに入りました。
担当の方の一通りの説明が終わると、「このような流れで宜しいでしょうか」と舅に確認をした所、舅が言い放ったんです、「うちの息子は、家族葬でやります！」と！

えっ！噓でしょ！

葬儀社：「いや、それはお止めになった方が宜しいかと思います。　50代の現役の方の場合、家族葬でなさるとご自宅に弔問者が後々まで訪ねて来られますので、一般葬にされた方が宜しいかと思います」と言われました。

ですよね！　しかし、舅は尚も「いえ、家族葬でやります！」と言って変えないんです。

「あぁ、この事だったんですね・・」と言わんばかりの担当者の顔。
しかも、姑は何を思ったのか私に向かって、「あなたが決めて」と言ってきたんです！　　私は唖然としましたね、、えっ！　この私に！　離婚したこの私に決めろと、、

ほんと意味不明です・・　まだ、嫁だと思ってる・・
「いいえ、私は口を出す立場ではありませんので、子供達に聞いてみて下さい」と言いました。

ただ、葬儀に関しては、まだ子供達と話をしていなかったため、「お願い、一般葬と言って、、」と祈っていましたが、返事は三人共迷わず、一般葬がいいと言ってくれました。

さすがうちの子！

その後も打ち合わせが続き、その間、何度も両親が笑いながら話している姿を見ていました・・

こういうことが、、私には理解できない・・

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********　次に続く　********

💔離婚劇【その12-2】 元夫の葬儀、私のお役目

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******　離婚劇 目次　******

💔離婚劇【その1】 離婚という文字が頭に刺さった！

💔離婚劇【その2】 離婚を乗り越えるための決意

💔離婚劇【その3】ついに！家族へ離婚宣言した！

💔離婚劇【その4】離婚準備 中・・💧

💔離婚劇【その5】 やっと、住む部屋が決まった！

💔離婚劇【その6】 ハチャメチャな私の要求！Σ(ﾟДﾟ;)

💔離婚劇【その7】地元での離婚手続き！

💔離婚劇【その8】離婚成立！とうとう家を出る・・

💔離婚劇【その9】 離婚劇からの！新たなはじまり！

💔離婚劇【その10】突然の自由！ 離婚後の大晦日

💔離婚劇【その11】 離婚を心から実感した日・・

💔離婚劇【その12-1】こんな事が起きるなんて・・

💔離婚劇【その12-2】 元夫の葬儀、私のお役目

💔離婚劇【その13】 離婚して、よかったっ！

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